10 Jan
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フランスと言うと、あなたはどうイメージ持ちますか?

ワインやフォアグラ、ルーヴル美術館やオペラ座、又は高級ブランドやパリ・コレクションなどのお洒落で、高級感溢れる映像が頭に浮かびあがるでしょう。

それはフランス文化は昔から世界中に影響を与え、現在でも世界中から観光客が訪れる観光大国でもありますからです。

しかし、こんなフランスはうつ病、又は精神病患者の多い国でもあること、あなたはどれぐらい知られていることでしょう。

フランスの公的な調査によりますと、国民の4人に1人はなんらかの心や精神の病気を抱えてると報告されており、またそのうちの7割以上が20代半ばの若年層だと言います。

なぜ日本人とは正反対の性格を持つされているフランス人がうつ病などの精神病が多いのでしょうか?

その1、気候のことが挙げられますでしょう。パリなどの天候は明確に四季はあるものの冬が長く、春も秋も肌寒い日が続きます。またヨーロッパ全体で、冬は太陽が昇る時間が非常に短いので、朝起きて出勤して帰宅する間に一度も太陽を見ない日も珍しくありません。

日光を浴びなければ、体のバランスが崩れやすくなり、気分も落ち込みイライラも増え精神も不安定になります。そのため、日ごろからビタミンのサプリメントを服用してる人も多く、サプリメント依存症になってる人も珍しくありません。

その2、フランスは歴史的にはカトリックの国ですが、現在では日本と同様で宗教の信仰は自由です。しかしカトリックの文化や風習が現在でも根強く残っています。そのため、イスラム教やユダヤ教などの異教徒、LGBTなどキリスト教の思想にそぐわない人々そして人種に対して目に見えない差別が蔓延しています。例えば、非白人系の名前を持つ人は最低でも500通履歴書を企業に送らないと1件も面接が取れません。イスラム系の名前ならさらに倍近くの履歴書を送らなければなりません。しかし表面ではポリティカルコネクトが重視され、宗教や思想、人種が平等であることが謳われています。この社会の矛盾が人々の絶望感に与えれいるかもしれません。

その3、労働環境にも多くかかわっているようです。フランスでも終身雇用と言う概念がなく、多くのフランス人は毎年労働契約を結ぶ契約社員です。そのため、労働者は結果が求められ、常にスキルアップをしないと解雇される不安と隣り合わせで働くことになります。また近年、EUにより労働者は自由に国境を超えれるため、例えフランスで就職するにも他の欧州諸国の人々との競争は避けては通れなくなりました。 企業は新人を育てるという発想はなく、全社員が即戦力であることを望むます。また仕事と関係する職歴や学歴がないとフランスでは評価しない傾向が高いので、経験が少ない若者は常に将来不安を抱えているようです。

まとめ:日本に不満な人々は多くいると思いますが、このようなフランスの状況を知ってしまうと、ちょっと夢が壊れた、と同時に日本を再認識することになるでしょう!

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