子どもの頃、歴史という授業は大嫌いでした。
なぜなら、中国の学校での歴史教育は、全て共産党と国民党の戦いの歴史でしたから、歴史ってものは本当につまらないと思っていたのでした。
しかし、日本に来てから、色々な書籍や、テレビ番組などで知る歴史に、本当に驚くことが多くて、あの時はあんなことが起きていたのですね!と。特にこの本を読んで、自分の生まれたところに、その人物たちは僅か数十キロ先の街で、あんな鮮明に生きていたとは!あらためて激動な20世紀の歴史に驚嘆するのです。
2000年、張学良は101歳でハワイで逝きました。
彼はあまりにも争議の多い、丁度一世紀にわたる人生の幕を閉じたのです。
彼の人生をどう評価するかも、すべて歴史研究家の研究テーマになり、また政治家たちはそれぞれの立場から彼を描いています。この本中で私に最も大きなインパクトを与えたのは張学良の最初はの、親の言いなり婚の妻于鳳至(イユフォンチ)でした。
彼女は親の言割れるまま結婚したのですが、しかし彼女は生涯を通じて張学良を支え、彼のために4人の子どもをも生んでいたのです。彼女は1995年に92歳でロサンゼルスでなくなるまで、ずっと夫、学良と再会を夢みて天国に行かれたと言います。。。